どうも、かひです。
寝る前のこと。息子のぴぴは、自分の言葉で話し始めた。
私たち夫婦はぴぴの話を聞き、真剣に向き合った。
「お母さんのお腹にずっと居たかった。だってお母さんのお腹の中は安全だもん。」

保育園のハロウィンの仮装が怖かったようだ。
「でも、お腹の中じゃ美味しいもの食べられないよ。友達とお話もできないし、お腹の中は真っ暗で何も見えない。」
「お母さんのお腹にいるときは、お父さんがお腹の赤ちゃんに声をかけてたよ。」
私や妻は返答した。
「え、全然聞こえなかったよ。」
「聞こえてないのかな。赤ちゃんはお腹をキックしたりしてたんだよ。」
そんな話をした後、ぴぴから次の質問が飛んできた。
「大人は何で遊ばないの?」

両親の遊ぶ姿を見ないことに違和感を感じたのかな。
「大人はおもちゃで遊ぶ楽しさより、別なことを楽しんでるから。」
「お母さんは公園はぴぴがいるから行くけど、1人で遊びには行かない。」
「お父さんはコーヒーを楽しんでるよね。あれが遊びなんだよ。」
「ぴぴが大きくなったら、何かを楽しんでいるよ、きっと。」
ぴぴは納得していなさそうに「ふーん、そっか…」と返事をした。
大人はつまらなさそう。
ぴぴにはそう見えるんだね。私たちの過ごし方を見て思ったことだろう。
その後は、「このまま小さいままがいい。ずっとこの家にいたい。」と言ってくれた。

「いたいと思う間はずっといていいんだよ。」と妻が話して、ぴぴは落ち着いたのか、すぐに寝てくれた。
私も将来が不安になることはあるけど、息子も大きくなっていくことに不安があるんだろうな。
もっと楽しそうな姿を見せなきゃね。
おしまい。