いつも私を支えてくれる妻や息子、今までお世話になった両親への感謝の気持ちをまとめました。
縁起でもないですが、遺言のつもりで書いています。
妻へ
あなたに出会えたこと、結婚できたこと、息子を産んでくれたこと、一緒に人生を歩んでこれたこと。
本当に感謝しています。
それから毎日、美味しいご飯をありがとう。
「料理は好きじゃない」というあなたが作るご飯は、いつも100点満点の美味しさだったよ。もっと味わって食べておけば良かったな。
先に旅立つことを許しください。
これからについては何も考えられないかもだけど、ぼちぼち気持ちの整理ができたら、あなたの思うように生活してください。
家を売却してもよいし、実家に戻っても良いし、新たなパートナーを見つけてもよい。
あなたがすべて決めて大丈夫だよ。私はあなたの選択を否定しません。
そして、これからも笑顔で息子と暮らしてくれたら嬉しいです。
息子は私たちにとってかけがえのないものだね。毎日のように2人で「うちの子かわいいね」と言いあってきました。
これからも息子をよろしくお願いします。
あなたを一生愛すると誓いここまで来たけど、その気持ちはずっと変わってないよ。
あなたを大好きになれた私は幸せ者でした。ありがとう。
息子へ
ごめんね。お父さんは死んでしまいました。もう話すことも、抱っこもできません。
お父さんはあなたを天国から見守っているので、自分がやりたいことを全力でやってね。
あなたの名前は、あなたの言葉や行動で周りにいるみんなを暖かく元気にしてほしいと思って名づけました。
あなたが成長するにつれて、みんなに優しくなってくれたら嬉しいです。できるよね?
また、あなたには、あなたらしく生きてほしいと思っていました。
自分勝手になれと言っているわけではなくて、やりたいことにどんどん挑戦して自分の将来を自分で決める男になってほしいです。
あなたは話が上手、体が丈夫、明るく元気いっぱいだよね。その長所を活かしてやりたいことに全力で取り組んでね。
あなたの笑顔と温もりほど心が穏やかになるものはありませんでした。
最高の癒しだったよ。
生まれてきてくれてありがとう。これからも天国で見守っているからね。安心してね。
お父さんへ
お父さんは仕事を休まず、私たち家族のためにずっと働いてくれました。
お父さんは大きなケガや病気もなかったよね。毎日働き続けてくれたお父さんがいたからこそ、私たちは安心して自分のことに専念できました。ありがとう。
丈夫なお父さんの体を受け継いだ私もケガや病気はほとんどなく、おかげさまで不自由のない暮らしを送れました。感謝しています。
頑固で融通が利かないお父さんだけど、尊敬している所があります。
それは「仕事の愚痴を言わないこと」「家族の生活を優先してくれたこと」です。
お父さんから仕事の愚痴を一度も聞いたことがないから、大人になるまで仕事にネガティブなイメージを持つことがありませんでした。
実際に大人になって働いてみると大変だし、ストレスがたまることもあるけど、お父さんを見習って愚痴は言ってません。
お父さんの生き方から学べて良かったです。
それから、本当ならお父さんは趣味にお金を使いたかったと思います。でも私や兄弟を育てるために、自分に使うお金を極端に減らしていたはずです。
働いても働いても自分のために使えない、休暇を楽しめないストレスがあったんじゃないかと思います。
それを知らず「ゲームがほしい、スパイクがほしい、習い事がしたい…」などと要望ばかり言ってごめんなさい。
最後に両親より先に逝くという大失態を起こした私をどうか許してください。そこだけが後悔してもしきれません。
本当に迷惑をかけました。ごめんなさい。老後を楽しみながら、孫たちの成長を見守ってください。
そして、これからも息子たちの良いお父さんで居続けてくださいね。
お母さんへ
健康で丈夫な体をもらったのに先に逝くことになり、ごめんなさい。
お母さんは私の考えに反対意見を言うことはほとんどなかったと思います。
お母さんは俺のことを信じている、俺の思った通りにさせてくれるという安心感があったので、何度失敗しても這い上がってこれました。
お母さんの優しさと深い愛情に感謝しています。
お母さんは何といってもご飯が美味しくて、私たち兄弟の成長はお母さんの食事で成り立っていたと思います。
私はお好み焼きやシチュー、ビーフンが大好きでした。
それとお母さんがにぎってくれたおにぎり。運動会や遠足で食べたおにぎりは、お母さんの思いがこもっていたのかな?
本当に美味しかったことを今でも覚えています。
それからケーキやドーナツ、何でも作ってくれたよね。本当に嬉しかったです。
これからも家族みんなにおいしいご飯を振る舞ってくださいね。
膝のケガが悪化しないように無理なく生活してね。今まで本当にお世話になりました。